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津村明秀騎手インタビュー

騎手への夢

津村明秀騎手

── 騎手になろうと思ったきっかけを教えてください。
津村 − 父親が競馬が好きで、小さい頃から家の近くの競馬場によく連れて行ってくれました。実際にレースを観ているうちに騎手のかっこよさや馬の迫力、観客の大きな歓声に魅了されていきました。自分も騎手になろうと思ったのは、小学4年の時です。有馬記念でのナリタブライアンのレースを観て感動し、本格的に騎手を目指すようになりました。その後、騎手になるにはどうしたらよいかと考え、小学5年から中山競馬場にある乗馬クラブに通うようになりました。

── 乗馬クラブではどれくらい練習していましたか?
津村 − 基本は週末に練習していました。夏休みや冬休みになると毎日のように練習していましたね。中学では部活にも入らず、騎手になることを考えていました。

── 他のスポーツには興味はありませんでしたか?
津村 − 騎手になろうと思う前は、野球やサッカーをやっていました。運動をすることは好きでしたね。どちらかというと短距離よりも長距離の方が得意で、マラソン大会では1位を取ったりしていました。

── 中学を卒業して競馬学校に入学されていますが、競馬学校ではどのように過ごされていましたか?
津村 − 朝、5時半に起きて、まず体重測定があります。生年月日によって定められた指定体重があるので、それを超えないように毎日管理しなくてはいけません。その後、担当している馬の馬房の掃除や飼い付けなどの厩舎作業をして、終わるとみんなで朝食になります。午前中は馬に乗って馬術の基礎からレース騎乗に向けた実践的なトレーニングをします。午後は学科があり、馬や競馬、トレーニングに関することはもちろんですが、経済やコミュニケーション論なども学びます。学科が終わると馬の手入れなどをして夕食になります。フィジカルトレーニングや木馬を使った練習は、夕食後の自由時間にそれぞれ個人でやっていました。

── 寮での生活はいかがでしたか?
津村 − 週に1回、日曜日に外出ができたので、その時に1週間分のお菓子やジュースを買うのが楽しみでした。食事以外の間食は1週間で900キロカロリー以下という決まりがあったので、計算しながら買い物をしていました。寮生活は色々と制限があったので、もう戻りたくないですね(笑)。

津村明秀騎手

── 優秀な成績で競馬学校を卒業されていますよね。
津村 − ありがとうございます。入学した時は15人いましたが、卒業する時は8人でした。体重管理が厳しくてついていけなくなったり、ホームシックになってしまった人もいました。厳しいトレーニングや制限もありましたが、家に戻りたいとか辞めようとは思いませんでしたね。

目指すのは魅せて勝つ競馬

津村明秀騎手

── 影響を受けた騎手はいますか?
津村 − 武豊さんはデビューする前からの目標であり、理想の騎手です。見ていてかっこいいなと思いますし、騎手の中では武豊さんと同じように、僕も身長が高い方なので、騎乗フォームを参考にしています。一緒のレースの時は近くで見たりもしますね。人間的にも本当に素晴らしい方なので尊敬しています。

── 他の騎手には無い強みはどこだと思いますか?
津村 − 難しい質問ですね(笑)。騎手にはいろいろなタイプがいて、それぞれの強みがあると思いますが、僕は強引に競馬をするタイプでは無いので、武豊さんのようにスマートなレースをして、魅せて勝つ競馬を目指しています。

── 津村騎手は他の騎手からの評価も高いですよね。
津村 − 評価してもらえることは素直にうれしいですが、まだそれに見合った結果を出していないと思っているので、期待に応えられる技術を身につけて成長して行きたいですね。

柔軟な筋肉とバランストレーニング

── 競走馬の騎乗は見ている以上にハードだと思いますが、普段はどのようなトレーニングをしていますか?
津村 − 筋肉がつき過ぎると体重が増えてしまうので、ウエイトトレーニングはあまりしません。それよりも、ストレッチなどを中心に行って筋肉の柔軟性を高め、しなやかな体を維持するようにしています。最近は振動マシンを使い、その上でバランスを保つトレーニングを取り入れています。騎手のバランスが悪いと馬にも影響が出てしまうので、体の傾きや癖などは常に修正しておかないといけませんし、美しい騎乗姿勢を維持するためにも、体幹を鍛えることは重要だと思います。

── 1日にどれくらいの数のレースに騎乗するのですか?
津村 − 先日は1日で12レース中11レースに乗りましたが、さすがにその時はきつかったですね(笑)。

── レースでは大変なプレッシャーがかかると思いますが、メンタル部分のトレーニングはどうしていますか?
津村 − 人気の馬に乗る時などは、もちろんプレッシャーもありますが、元々そんなに緊張するタイプではありません。プレッシャーがかかっているのは期待されているということだと思うので、良い方向に考えるようにしています。

── 体重の管理が大変そうですが、普段の食事で気をつけていることはありますか?
津村 − 食事制限は特にしていません。週末のレースが近づいてくると食事の量を減らすなどして多少の調整はしますが、週末のレースが終わって水曜日くらいまでは、あまり気にせずに好きな物を食べていますよ。

津村明秀騎手

ケガの回復の早さを実感

津村明秀騎手

津村明秀騎手

── 治療器はいつ頃から使っていますか?
津村 − 今年の9月にレースで落馬をしてしまい、指のケガをしたのがきっかけで治療器を使うようになりました。

── どのような治療器を使用してケガの治療を行いましたか?
津村 − まず、炎症を抑えるために超音波治療器で患部の腫れを引かせ、その後、電気刺激装置を使って痛みのあるところにハイボルテージとマイクロカレントでケアしました。他にも超音波と電気刺激のコンビネーション治療も行いましたね。できるだけ早くケガを回復させてレースに復帰したかったので、自宅で休んでいる時は常に小型微弱電流治療器を使っていました。痛みが引いてからは徐々にストレッチや可動域改善の訓練を行いました。

── 治療器の効果を実感されることがありましたら教えてください。
津村 − 治療器を使うようになって、ケガの回復は急激に早くなったと感じています。今はケガのリカバリーでしか使っていませんが、今後はコンディショニングでの活用も試してみたいですね。

GIレース制覇に向けて

── 競馬の魅力はどんなところですか?
津村 − 是非、競馬場に足を運んでもらって実際にレースを観てもらいたいですね。馬が走るのを近くで見るのは凄い迫力だと思いますし、大きいレースなんかは、お客さんの歓声もすごいですよ。その分ヤジがあったりもしますけどね(笑) 。

── 今年の3月にJRA300勝を達成されましたが、今後の目標を聞かせてください。
津村 − 重賞はいくつか勝ちましたが、まだ、GIレースで勝っていないので、騎手をやっているからには、必ずGIレースで勝ちたいと思っています。

津村明秀騎手

津村明秀 (つむら・あきひで)
1986年1月5日生まれ。千葉県出身。
2001年、JRA競馬学校騎手課程に第20期生として入学。2003年に中山競馬場で行われた模擬レースでリュウキュウスターに騎乗して1着となる。2004年に競馬学校を卒業し、騎手免許を取得。卒業時に最も成績が優秀だった生徒に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞。同年3月21日、中京5Rでマグマヴィーナスに騎乗して初勝利を挙げる。デビュー年に8勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞。
2016年、JRA通算300勝を達成。

 
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